NBAを代表するスーパースターのルカ・ドンチッチがダラス・マーベリックスからトレードされたことは、2週間が経った今も大きなトピックとなっている。

マブスファンの怒りは収まらず、中には「マブスのオーナーのフランチャイズ移転に向けた策略のひとつなのでは？」などと陰謀説を唱えるファンも現れ始めているというが、NBAコミッショナーのアダム・シルバーはマブス側の考えをサポートしている模様。

シルバーはドンチッチのトレードについて次のようにコメントしたという。thescore.comが伝えている。

確かなことをひとつだけ言うことができる。

このトレードが賢明だったかどうかは歴史が判断するだろうが、彼ら（マブス）は彼らの組織にとってベストと思ったことをしたんだ。

裏の意図があったとはまったく思わないし、信じていない。

（オーナーの）デュモント-アデルソンファミリーがチームを買収したのはダラスに留めるためであり、それに疑いの余地はない。

彼らがフランチャイズの長期的成功のために全力を尽くしていることに何の疑いもない。

また、シルバーはマブスファンの怒りについて質問されると、こう答えた。

共感する。

理解できる。

これが賢明なトレードだったかどうかは、時間が教えてくれるだろう。

ただ、彼ら（マブスファン）は組織を信じるべきだ。

そう語ったシルバーだが、マブスファンの怒りがすぐに収まることはないだろう。

また、NBA選手の中にはマブスに良い印象を持たなくなった者もいるかもしれない。

いずれにせよ、マブスは正念場を迎えていると言っても過言ではなさそうだ。