カーメロ・アンソニー「デビン・ブッカーはチームUSAの文化を引きずっている」

フェニックス・サンズのNBAオールスターガード、デビン・ブッカーは、NBA屈指のスコアラーのひとりだ。
だが、今季はショットアテンプト数を若干減らし、プレイメイクにより力を入れている。
おそらくケビン・デュラントとブラッドリー・ビールがいることが影響しているのだろうが、元NBAスターのカーメロ・アンソニーはそう考えていない模様。
アンソニーによると、昨年夏にチームUSAの一員としてパリオリンピックに出場したブッカーは、チームUSAでの役割を引きずってしまっているという。
アンソニーは今季のブッカーについて次のようにコメント。larrybrownsports.comが伝えている。
ブックはチームUSAの影響を受けていると思う。
ただ、ネガティブな意味で苦しんでいるわけではない。
チームUSAの文化を引きずっている。
人々は「何か他のことで貢献しなければならない。違う役割を担い、ダーティーワークを引き受けろ」と言う。
彼はゲームに影響を与えるためにあらゆる小さなことをやっていた。
そして優勝した。
すると、人々は「ブックはこんなこともできる。フェニックスでもやってくれるんじゃないか?」と思い始める。
彼はチームUSAのためにその役割を受け入れたんだ。
君はチームUSAではなく、フェニックスに戻った。
だが、勝利へのメンタリティは変わったままだ。
ブックはフェニックスのために自分のプレイを犠牲にし始めている。
オリンピックのバスケットボールとフェニックスのバスケットボールは別の話だ。
「今季は平均30得点を狙うのではなく、22得点くらいに抑えてアシストを増やそう」と思い始める。
こうやって自分自身と心理戦を繰り広げてしまうんだ。
アンソニーの指摘が正しいかどうかは分からない。
だが、ブッカーによりスコアリングを求めるファンは少なくないだろう。
サンズはNBAプレイオフ進出が難しい状況になりつつあるが、果たしてブッカーはアンソニーの指摘をどう受け止めるのだろうか?
なお、ブッカーの今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2024-25 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 68 | 666 |
MP | 37.4 | 34.4 |
PTS | 25.3 | 24.4 |
TRB | 4.1 | 4.0 |
AST | 7.1 (キャリアハイ) | 5.2 |
STL | 1.0 | 0.9 |
BLK | 0.2 (キャリアワーストタイ) | 0.3 |
TO | 2.8 | 3.0 |
FG% | 45.3% | 46.3% |
3P% | 34.0% | 35.5% |
FT% | 89.5% | 87.3% |