ウルブズのクリス・フィンチHCが7人退場の乱闘に言及「こうなるのは時間の問題だった」

現地30日に行われたデトロイト・ピストンズ対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦で、選手とコーチ合わせて7人が退場するという乱闘劇が起こった。
発端となったのは、ロン・ホランドのナズ・リードに対するファウルだった。
ホランドとリードが口論を始めると、ダンテ・ディヴィンチェンゾがホランドを突き飛ばし、事態はエスカレート。
乱闘は観客席にも広がり、最終的にピストンズのホランド、アイザイア・スチュワート、マーカス・サッサー、JB・ビッカースタッフHC、ウルブズのリード、ディヴィンチェンゾ、パブロ・プリジオーニACに退場処分が下った。
ウルブズを指揮するクリス・フィンチHCによると、この日は試合序盤からフィジカルなプレイが相次いでいたため、どこかのタイミングでエスカレートすると思っていたという。
フィンチHCは試合後、7人が退場処分となった乱闘劇について次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
2人の選手がやり合い、観客席にまで飛び火した。
非常に危険だ。
どんどんエスカレートしていった。
正直言うと、主にエスカレートさせたのは彼ら(ピストンズ)側だった。
その前から試合はフィジカルになりすぎていたし、(コールが)片方に偏っていた。
だから、こうなるのは時間の問題だったように思う。
起こるべくして起こったということだ。
選手たちが彼ら自身でその問題の決着をつけるような状況になってしまった。
そのようなことは決して好ましくない。
それに、いろいろと騒ぎ立てるような行為もあった。
我々は冷静になり、バスケットボールをプレイすることに専念しなければならなかった。
今回の乱闘は観客席に広がってしまったこともあり、NBAは問題視し、複数の選手に出場停止処分を下す可能性があるとされている。
退場した選手たちはそれぞれのチームの主力であるため、もしNBAが出場停止処分を決定した場合、NBAプレイオフ進出に向けて戦っているウルブズとピストンズにとって大きな痛手となりそうだ。