JB・ビッカースタッフHCがレフェリーに不満「なぜ残り時間を確認しないのか?」

現地24日に行われたニューヨーク・ニックスとデトロイト・ピストンズのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第3戦は、ニックスが2点差で勝利した。
ニックスは3点をリードしていた第4Q残り5.8秒、インバウンドパスの際にバックコートバイオレーションを犯してしまったように見えたが、レフェリーはノーコール。
アサー・トンプソンがすぐさまファウルを仕掛けて時計を止めると、ピストンズを指揮するJB・ビッカースタッフHCはレフェリーにバックコートバイオレーションを主張。
だが、レフェリーが認めることはなかった。
NBAのルール上、このプレイはリーガルだというが、ビッカースタッフHCには他の不満もあった模様。
ビッカースタッフHCによると、トンプソンがファウルをして時計を止めた時、レフェリーはファウルした時間を正確に確認しなければならなかったという。ビッカースタッフHCのコメントをclutchpoints.comが伝えている。
手順についての疑問がいくつかある。
我々はファウルし、ファウルがコールされた。
通常は残り時間を確認する。
僕が疑問に思っているのは、なぜ残り時間を確認しなかったのかということだ。
トンプソンがファウルした後に残り時間の確認は行われず、そのままフリースローに移行した。
また、ビッカースタッフHCは、ブランソンのバックコートバイオレーション疑惑については次のように指摘した。
ボールはバックコートに投げ込まなければならない。
フロントコートでキャッチしたら、ボールはバックコートではなくフロントコートにある。
僕の認識が間違っているのかもしれないが、どういうことなのか見てみよう。
クルーチーフのザック・ザルバは、バックコートバイオレーションについて次のように説明した。
フロントコートかバックコートかのステータスは、ボールを持った選手がいずれかのハーフコート上でポジティブポジションを確立して初めて成立する。
今回のケースでは、第4Q最後の2分間、もしくはオーバータイム残り2分間のスローイン中に該当していた。
ブランソンとパスの軌道はバックコートに向かい、(ブランソンが)ボールに触れた時点で彼の勢いもバックコートに向かっていた。
そのため、彼はあの時点でポジティブポジションとは見なされない。
したがって、このプレイはルール上「リーガル」だ。
ザルバによると、NBAの規則4条6G項にその旨が記載されているという。
一方、ニックスを指揮するトム・ティボドーHCは勝利したにもかかわらず、レフェリーの説明に首をかしげた。
残念だ。
彼ら(レフェリー)は「これがルール」と言った。
僕には正しいとは思えない。
プレイオフのゲームでは絶対にこのようなことがあってはならない。
この件については、NBAがリリースするラスト2分間レポートを待ちたいところだ。
なお、このシリーズはニックスが2勝1敗でリードしている。