ブラッドリー・ビールのバイアウトがほぼ不可能な理由とは?

フェニックス・サンズは先日、「ブラッドリー・ビールの復帰を望んでいない」と報じられた。
サンズは新ヘッドコーチ選考の際、候補者たちに対して「ビールをどうするか?」と質問したというが、もしビールとの関係を断ち切りたいならトレード、もしくはバイアウトで放出しなければならない。
前者については、ビールにトレード拒否権があること、また彼の大型契約と怪我の歴史を踏まえると、トレードを実現させるのは難しいだろう。
後者についても、ビールが応じる可能性は極めて低いと言えそうだ。
hoopsrumors.comによると、サンズが提示できるバイアウト金額は約8000万ドルに制限されており、これはビールの残りの契約金約1億1100万ドルを大きく下回るという。
つまり、ビールはバイアウトに応じると3000万ドル以上を損することになる。
ビールと彼のエージェントがそれを受け入れる可能性は低いだろう。
なお、ビールの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2024-25 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 53 | 801 |
MP | 32.1 | 34.4 |
PTS | 17.0 | 21.5 |
TRB | 3.3 | 4.1 |
AST | 3.7 | 4.3 |
STL | 1.1 | 1.1 |
BLK | 0.5 | 0.4 |
TO | 1.9 | 2.4 |
FG% | 49.7% | 46.4% |
3P% | 38.6% | 37.6% |
FT% | 80.3% | 82.1% |