ドイツ代表のデニス・シュルーダー「肌の色のせいでダーク・ノビツキーのような愛を受けることはない」

サクラメント・キングスのデニス・シュルーダーは、ドイツ代表の一員としてユーロバスケットに出場する。
前回のFIBAバスケットボールワールドカップでドイツ代表を悲願の金メダル獲得に導いたシュルーダーは、ドイツのバスケットボール史において最も偉大な選手のひとりだ。
だが、シュルーダーによると、彼が黒人であるため、ドイツの人々からダーク・ノビツキーと同じ愛を受けることはないという。シュルーダーのコメントをbasketnews.comが伝えている。
僕は14歳の時、2008年の北京オリンピックでダーク・ノビツキーが国旗を掲げる姿をテレビで見た。
当時は「なんてクールなんだ。これ以上の栄誉はない」と思ったものさ。
素晴らしい栄誉だ。
だが、僕がダークと同じように扱われることは絶対にないだろう。
僕がこの国で彼と同じ愛を受けることは絶対にない。
肌の色が黒いからだ。
だが、もしシュルーダーがドイツ代表をユーロバスケット金メダルに導くことができれば、ノビツキーほどとは言わないとしても、ドイツの人々からの愛は高まるだろう。
そうなるのを願いたい。
なお、シュルーダーはユーロバスケットに向け、次のように抱負を語った。
僕たちはタイトルを勝ち取る。
その確信がなければ、この大会には出場せず、ブラウンシュヴァイクで過ごしたい。