ヤニス・アンテトクンポがペイサーズファンに苦言「バックスにブーイングするのは構わないが・・・」

オフシーズン中にインディアナ・ペイサーズからミルウォーキー・バックスに移籍したマイルズ・ターナーが、現地3日に行われた試合で古巣に凱旋した。
ターナーは昨季NBAファイナル進出の立役者のひとりだが、ペイサーズファンはターナーを拍手ではなくブーイングで迎え入れた。
NBAオールスターフォワードのヤニス・アンテトクンポは、ペイサーズファンのターナーに対する反応に怒りを覚えた模様。
アンテトクンポは試合後、ターナーに対するブーイングについて次のように言及したという。larrybrownsports.comが伝えている。
僕は彼と10年間対戦してきた。
彼は持てるすべてを捧げていた。
血と汗と涙を注ぎ、インディアナのために身体を張っていた。
バックスにブーイングするのは構わない。
それは理解できる。
だが、マイルズ・ターナーにブーイングか?
同じ立場になって考えてみてくれ。
もし君が同じ職場で10年間働き、家族と自分のために転職を決意したとしよう。
人生の目標と願望が変わったからだ。
そして、前の職場に戻ったら同僚や上司から怒鳴られ、ブーイングされる。
何なんだ?
これがスポーツであることは分かっている。
理解している。
だが、スポーツより大きなものもある。
彼がそう言うかは分からない。
だが、家に帰ったら「OK、10年間は無駄だった」と思うだろう。
10年間を捧げた選手、ペイサーズのために10年間を捧げた選手に対して不公平だ。
試合はアンテトクンポの決勝ジャンパーによりバックスが勝利した。
ターナーにとって複雑な凱旋試合になってしまったが、アンテトクンポをはじめとしたバックスの選手たちはターナーを支え続けるだろう。

