マーク・ジャクソンをヘッドコーチの任から解いたゴールデンステイト・ウォリアーズは、次期ヘッドコーチ探しに急いでいた。

なぜなら、早く決めれば余裕を持って来季の準備を進めることができるからだ。

ウォリアーズの次期ヘッドコーチにはいろんな人物の名が挙がっていたが、ウォリアーズはスティーブ・カーとの5年2500万ドル（約25億5000万円）の契約を発表した。

一時、カーは恩師のフィル・ジャクソンが球団社長を務めるニューヨーク・ニックスのヘッドコーチに就任すると噂されていた。

ウォリアーズとの契約を決断したことについて、カーは次のように話している。

「ウォリアーズは若くて良いチーム。場所も理想的なんだ。家との距離もそんなに遠くないからね」

「フィル・ジャクソンからの話を断るのはいろんな意味でキツかった。この2週間、本当に悩んだよ。私と彼（ジャクソン）の経歴を思うと、フィルにノーと言うのは辛かったんだ。ただ3000マイル（約4830km）は遠すぎた」

ウォリアーズはステフィン・カリーやアンドレ・イグダーラらNBAスター選手を抱える将来有望なチームのひとつだ。

NBAでのコーチ経験がないカーをヘッドコーチに据えることは、ウォリアーズにとって一種の賭けと言っても良い。

来季、カーがどのような手腕を振るうのか注目しよう。