オクラホマシティ・サンダーのオールスター、ケビン・デュラントは、2016年にFAとなる。

デュラント本人は目の前のシーズンに集中するため、去就についてはまだ考えていないと以前話していたが、すでに多くのチームがデュラント獲得へ向けて動き出している模様。

最有力候補と噂されているワシントン・ウィザーズは、デュラントを高校時代に指導していたデイビッド・アドキンスをアシスタントコーチに起用するなど、多くのチームがデュラント獲得を目的とした動きを見せている。

そして、このデュラント獲得レースにヒューストン・ロケッツが加わることになりそうだ。

ESPNによると、サンダーで共にプレイしていたジェイムス・ハーデンにデュラントをリクルートさせるという。

この夏に大物選手の獲得を宣言していたロケッツだが、レブロン・ジェイムスとケビン・ラブはクリーヴランド・キャバリアーズへ移籍、クリス・ボッシュはマイアミ・ヒートと再契約、カーメロ・アンソニーもニューヨーク・ニックスと再契約した。

ハーデンとドワイト・ハワード率いるロケッツのオーナーは常々ビッグ3の結成を望んでおり、チャンドラー・パーソンズでは役不足と話していたため、デュラント獲得には本気で動く可能性がある。

とはいえ、現時点でデュラントがロケッツとの契約を決断する可能性は低いと言えるだろう。

オフでのリクルート活動にことごとく失敗し、パーソンズを「役不足」と切り捨てるロケッツの首脳陣に魅力を感じるはずもない。

もし本気でデュラント獲りを狙うのであれば、首脳陣の刷新も視野に入れていくべきだ。