ポール・ピアース ウィザーズ移籍の決断を振り返る
この夏に起こったサプライズのひとつと言えば、やはりポール・ピアーズのワシントン・ウィザーズ移籍だろう。
ブルックリン・ネッツに残留しないのであれば、古巣ボストン・セルティックスへの復帰、もしくは恩師ドック・リバースHC率いるロサンゼルス・クリッパーズへの移籍が濃厚とされていたものの、周囲の予想を裏切りピアースはウィザーズとの契約を決断。
当時の決断について、ピアースは次のように話している。
「(移籍を決めたのは)トレバー・アリーザがヒューストンと契約してすぐ、サム・キャセールから電話があったときかな。その時、ちょうど俺とキャセールはベガスにいたんだけど、ランチに行くことになったんだ。ディナーにも行ったよ。ワシントンのことは頭になかったけど、彼の話には説得力があった。それから移籍を考え始めるようになった。彼は俺にワシントンのことをすべて話してくれた。昨季のことやチームのこと、文化のこと、ランディ・ウィットマンHCのこと、アーニー・グランフェルドGMのことをね」
「このチームには可能性が秘められてる。ベストのバックコートもいるしね。ただ、彼らには経験が不足してるんだ。ロッカールームだったり、コートの上だったり、ゲームの終わらせ方だったり。俺ならチームにフィットできると思う。イースタン・カンファレンスファイナルに進めるチームだよ。ファイナルだって夢じゃない」
ジョン・ウォールとブラッドリー・ビールというリーグトップクラスのバックコートに加え、ベテランのピアースが加わったウィザーズは間違いなく台風の目となるだろう。
2014-15シーズンのイーストはレブロン・ジェイムスが移籍したクリーヴランド・キャバリアーズ、デリック・ローズが復帰したシカゴ・ブルズを中心に回ると予想されているが、ウィザーズにはこれらのチームを脅かす存在となってもらいたい。
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