マイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイドは2014-15シーズンに20,164,000ドルを、2015-16シーズンに21,655,000ドルを受け取る予定だった。

だが、ヒートの財政的柔軟性をサポートするためにオプションを行使し、ヒートとの新たな2年契約にサイン。
この新たな契約により、2014-15シーズンに1500万ドルを、2015-16シーズンに16,125,000ドルを受け取ることができる。

大幅減額をのんだウェイドだが、新たな契約も2年目がプレイヤーオプションとなっているため、ウェイドはオプションを行使してFAとなることが可能だ。

昨年夏に大幅減額をのんだだけに、ウェイド側としてはこれ以上の減額での契約には難色を示すのも当然だろう。

先日、ウェイドとヒートの契約交渉が難航していると伝えられたが、Bleacher Reportによると、ヒート側がウェイドにオファーした金額は1年あたり1,000万ドル未満である可能性が高いという。

さらなる減額契約を突きつけられたウェイド。

だが、ヒートは減額契約をオファーする明確な理由があるようだ。

この夏にはゴーラン・ドラギッチにマックス契約をオファーする見込みであり、来年夏にはハッサン・ホワイトサイドが完全FAとなるため、キャップスペースに余裕を持っておきたいところ。

また、来年夏にFAとなるオクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラント獲得を狙っているとも噂されているため、デュラントにマックス契約をオファーできるだけの柔軟性を保持しておきたいのだろう。

もちろんウェイドはヒート残留を希望し、ヒートもウェイド残留を希望している。

なお、契約交渉が破談に至った場合、ロサンゼルス・レイカーズが高額契約をオファーすると噂されているようだ。