クリーヴランド・キャバリアーズのカイリー・アービングは、左膝に痛みを抱えたままファイナル第1戦に出場した。

第1戦はオーバータイムにもつれる熱戦になったということもあり、デイビッド・ブラットHCはアービングを43分37秒起用し、アービングはオーバータイムで負傷。

MRI検査の結果、左膝蓋骨の骨折が発覚し、ファイナル全休となってしまった。

アービングに長い出場時間を与えたブラットHCの起用法に批判が集まる中、ブラットHCは次のようにコメント。nbcsports.comが伝えている。

「彼の怪我は膝の内側を打ったからだと、私は捉えてる。接触による怪我だ。その結果、骨蓋を骨折してしまった」

ファイナル開幕前まで、アービングの左膝は腱炎と診断されていたため、今回の骨折とは直接関係ないかもしれない。

ブラットHCはそれについて、こうコメントした。

「それは医師の質問だね。だけど、私の考えでは（腱炎と骨折は）無関係だ」

そう話すブラットHCだが、映像を見る限り、アービングが接触によって骨折したとは考え難い。

The Sporting Newsによると、膝の腱が勢い良く断裂した場合、膝蓋の骨折を誘発することがあるという。

もちろん、アービングの骨折の原因は分からない。

だが、ブラットHCのコメントに責任逃れのイメージを抱いたファンも多いことだろう。

キャブスがタイトル獲得を逃した場合、ブラットHCの今回の起用法は問題視されることになりそうだ。