かつてダラス・マーベリックスのタイトル獲得に貢献したタイソン・チャンドラーは、昨年オフのトレードで再びマブスに復帰した。

今後のキャリアをマブスで過ごすかに思われたチャンドラーだったが、この夏にFAとなり、フェニックス・サンズと契約。

マブスからオファーをもらえなかったチャンドラーは、2度にわたるチーム離脱を不快に感じているのかもしれない。

マブスでの過去を振り返ったチャンドラーは、次のようにマブスを痛烈批判。The Arizona Republicが伝えている。

「チャンピオンシップで勝った後、そこに長い間いることになるだろうと確かに感じてたんだ。チャンピオンシップチームがあんな形で崩壊するなんて、これまで一度も聞いたことがない」

「俺をトレードで復帰させた時、マブスのみんなと座って話をしたんだけど、その時に『長期契約になるだろう』てみんな言ってた。前と同じ過ちは繰り返さないってね。でたらめ、でたらめ、でたらめ。それから7カ月後、また同じことが起きたんだから。でも、これは誰も信じられないビジネスだってことを学んだよ。そういうわけさ」

マブスのマーク・キューバンはチャンドラーをトレードで獲得した昨年「彼を手放したのは間違いだった」と反省の弁を述べていた。

だが、今年のオフにはFAのデアンドレ・ジョーダンを獲得するため、チャンドラーとの契約をためらってしまった。

ビジネスとはいえ、チャンドラーを振り回してしまったことには違いない。

サンズの優秀な医療チームの下、健康を取り戻すであろうチャンドラーは、マブス戦においては特に熱いハートでプレイするだろう。