アルペラン・シェングン「スコアリングはヨーロッパよりNBAのほうが難しい」
ヨーロッパ出身の選手の中には、「NBAよりヨーロッパのほうがスコアリングが難しい」と主張する者がいる。
NBAを代表するスーパースターのルカ・ドンチッチやヤニス・アンテトクンポ、ニコラ・ヨキッチもヨーロッパのゲームのほうがフィジカルであり、コートが狭いためにスコアリングするのが難しいというが、ヒューストン・ロケッツのアルペラン・シェングンはそう思っていない模様。
シェングンは先日、NBAとヨーロッパの違いについて質問されると、次のように答えたという。fadeawayworld.netが伝えている。
(ヨーロッパ出身の選手は)NBAに来る前、レブロン(・ジェイムス)が50得点、無名の選手が50得点とったりしたのを見たと思う。
だから、NBAでは簡単にスコアリングできると感じるだろう。
だが、いざNBAに来てみると、そうではない。
僕も皆と同じように「ヨーロッパのほうが難しい。NBAのほうが簡単」と言っていた。
だが、実際にここに来てみると分かる。
ヨーロッパではセットプレイが多い。
アメリカでは1on1とファストブレイクがより多いんだ。
ヨーロッパのバスケットボールは組織化されている。
一方、NBAでは1on1で攻めることが多いからこそ、シェングンはスコアリングの難しさを実感しているのかもしれない。
NBAとヨーロッパのバスケットボールの違いについてはこれからも議論されるだろうが、答えを出すためにもぜひヨーロッパ最強のチームとNBA最強のチームによる試合を実現してほしいものだ。
なお、NBAを代表するスーパースターのケビン・デュラントは以前、ヨーロッパのほうが難しいという説を否定し、「これまでたくさんの選手がヨーロッパから来たが、多くの選手が失敗し、結局ヨーロッパに戻った」と指摘していた。