グレッグ・オデン「僕はNBA史上最大の失敗のひとり」
2007年のNBAドラフト1位でポートランド・トレイルブレイザーズに入団したグレッグ・オデンには、NBAを代表するスーパースターへの成長が期待されていた。
当時はネクスト・シャキール・オニールと呼ばれることもあったが、ルーキーシーズンを怪我で全休すると、NBAデビューとなった2008-09シーズンには61試合に出場したものの、その後も怪我に苦しめられ、レギュラーシーズン通算105試合の出場でNBAキャリアを終えた。
オデンと同年のNBAドラフト2位選手ケビン・デュラントはリーグを代表するスーパースターのひとりに成長したことから、オデンは以前「僕はNBA史上最大の失敗として記憶されるだろう」と語っていた。
では、それから年月が経った今、オデンはどう考えているのだろうか?
マイアミ・ヒート時代のチームメイトであるユドニス・ハスレムのポッドキャストにゲスト出演したオデンは、ハスレムから「君は2016年に『僕はNBA史上最大の失敗として記憶されるだろう』と言った。その考えは今も変わらない?」と質問されると、次のように答えたという。hoopshype.comが伝えている。
ノーだ。
なぜなら、その発言をした後、多くの人々が「いや、彼は違う」と言ってくれたからね。
だが、当時の僕はドラフト1位で指名され、怪我ばかりでほとんどプレイできなかった。
KDがあまりにも偉大だから、彼と比較すると、技術的には僕は史上最大の失敗のひとりだろう。
オデンは怪我で3シーズン連続で欠場すると、2013-14シーズンにヒートの一員としてNBAに復帰したものの、レギュラーシーズン23試合の出場にとどまった。
オデンはさまざまな困難に見舞われたことからアルコール中毒になってしまったというが、もし彼が健康を維持することができれば、NBA史上最も成功を収めたビッグマンのひとりになったに違いない。
なお、2007年のNBAドラフトの結果は以下の通りとなっている。
2007NBAドラフト1巡目
指名順 | 選手 |
---|---|
1 | グレッグ・オデン |
2 | ケビン・デュラント |
3 | アル・ホーフォード |
4 | マイク・コンリー |
5 | ジェフ・グリーン |
6 | イー・ジャンリャン |
7 | コーリー・ブリュワー |
8 | ブランダン・ライト |
9 | ジョアキム・ノア |
10 | スペンサー・ホーズ |
11 | エイシー・ロー |
12 | サディアス・ヤング |
13 | ジュリアン・ライト |
14 | アル・ソーントン |
15 | ロドニー・スタッキー |
16 | ニック・ヤング |
17 | ショーン・ウィリアムス |
18 | マルコ・ベリネリ |
19 | ジャバリス・クリッテントン |
20 | ジェイソン・スミス |
21 | デカン・クック |
22 | ジャレッド・ダドリー |
23 | ウィルソン・チャンドラー |
24 | ルディ・フェルナンデス |
25 | モリス・アーモンド |
26 | アーロン・ブルックス |
27 | アーロン・アフラロ |
28 | ティアゴ・スプリッター |
29 | アランド・タッカー |
30 | ペッテリ・コポネン |
2007NBAドラフト2巡目
指名順 | 選手 |
---|---|
31 | カール・ランドリー |
32 | ゲイブ・プルイット |
33 | マーカス・ウィリアムス |
34 | ニック・ファジーカス |
35 | グレン・デイビス |
36 | ジャーマレオ・デビッドソン |
37 | ジョシュ・マクロバーツ |
38 | キリーロ・フェセンコ |
39 | スタンコ・バラック |
40 | スン・ユエ |
41 | クリス・リチャード |
42 | デリック・バイアーズ |
43 | アダム・ハルスカ |
44 | レイショーン・テリー |
45 | ジャレッド・ジョーダン |
46 | ステファン・ラズミ |
47 | ドミニク・マグワイア |
48 | マーク・ガソル |
49 | アーロン・グレイ |
50 | レナルダス・セイブティス |
51 | ジェイムソン・カリー |
52 | トーリアン・グリーン |
53 | デメトリス・ニコルズ |
54 | ブラッド・ニューレイ |
55 | ハーバート・ヒル |
56 | レイモン・セッションズ |
57 | サミー・メヒア |
58 | ジョルジオス・プリンテジス |
59 | DJ・ストロベリー |
60 | ミロバン・ラコビッチ |