ブラッドリー・ビールが望んだトレード先とは?「マイアミ・ヒートとミルウォーキー・バックス」
ブラッドリー・ビールは昨年夏のトレードで全NBAキャリアを過ごしたワシントン・ウィザーズを離れ、フェニックス・サンズへ移籍した。
これによりサンズはビール、ケビン・デュラント、デビン・ブッカーとNBA有数のスコアラーを3人擁するチームに生まれ変わった。
だが、ビールはこうなる未来をまったく予測していなかったのかもしれない。
ビールによると、トレード先の希望リストに入っていたのはマイアミ・ヒートとミルウォーキー・バックスだったという。
ビールは当時を振り返り、次のようにコメント。basketnews.comが伝えている。
マイアミ・ヒートとミルウォーキー・バックス。
これが僕が考えていた2チームだった。
マイアミは何かしらの理由があってトレードに乗り気ではなかった。
ミルウォーキーについては、僕は迷っていた。
彼らがクリス・ミドルトンをトレードしようとしていたのが僕は気に入らなかったんだ。
ミドルトンにはプレイヤーオプションがあった。
だから、トレードされるためにはオプトインしなければならなかった。
ワシントンへトレードされるためにオプトインする選手なんてほとんどいない。
2017年ならあり得たかもしれないね。
だが、今は明らかにあり得ない。
トレード拒否権を持つビールによると、NBAタイトル獲得に貢献したミドルトンに対し、バックスが敬意を払っていると感じなかったという。
忠誠心という点において、前年にチャンピオンになり、その鍵となった選手をトレードすることに、僕は納得いかなかった。
その部分で互いに調整することができたと思うが、ビジネスの部分については気に入らなかったんだ。
その結果、ビールはサンズへトレードされることになった。
ビールは忠誠心があるNBA選手として知られているが、サンズでも忠誠心を大切にし、組織とチームメイトたちのために最善を尽くすことだろう。
なお、ビールの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2023-24 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 53 | 748 |
MP | 33.3 | 34.6 |
PTS | 18.2 | 21.9 |
TRB | 4.4 | 4.1 |
AST | 5.0 | 4.3 |
STL | 1.0 | 1.1 |
BLK | 0.5 | 0.4 |
TO | 2.5 | 2.5 |
FG% | 51.3% (キャリアハイ) | 46.3% |
3P% | 43.0% (キャリアハイ) | 37.5% |
FT% | 81.3% | 82.2% |