サーシャ・ベゼンコフがNBA時代を振り返る「彼らはユーロリーグを知らない」

サーシャ・ベゼンコフはヨーロッパで輝かしい実績を残した後、2023-24シーズンにサクラメント・キングスの一員としてNBAデビューを果たした。
だが、NBAで実績を残すことができず、わずか1年でヨーロッパに戻ることとなった。
ベゼンコフによると、NBAではすべてゼロから始めなければならなかったという。
ベゼンコフはNBA時代を振り返り、次のようにコメント。hoopshype.comが伝えている。
NBAでうんざりしたのは、「君には時間がある。君はルーキーだ」と言われたことだ。
僕は28歳か29歳だったし、時間はないと思っていた。
すべてがゼロからのスタートだった。
彼らは僕が誰であろうと気にしない。
何を成し遂げてきたとしても気にしない。
どこでプレイしてきたとしても気にしない。
29歳でもルーキーで、ゼロからのスタートだ。
練習の機会は限られている。
だから、常に自分自身を証明しなければならない。
タフだった。
彼ら(NBA選手)はユーロリーグを本当に理解していないと思う。
ユーロリーグをリスペクトしていないのではなく、本当に知らないんだ。
彼らはユーロリーグの選手や大会を知らない。
気にしていない。
NBAでは自分を証明しない限り、ただの1選手に過ぎないんだ。
ベゼンコフは6月のトレードでトロント・ラプターズに移籍。
そのままラプターズでプレイすることもできたものの、先にギリシャのオリンピアコスと契約交渉を進め、ラプターズにバイアウトを要求した。
ユーロリーグには優れた選手が数多くいるが、彼らがNBAで活躍するためにはNBAのゲームにフィットすることが最も大きな鍵になるのかもしれない。
なお、ベゼンコフのNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
| – | 2023-24 |
|---|---|
| G | 42 |
| MP | 12.2 |
| PTS | 5.4 |
| TRB | 2.3 |
| AST | 0.5 |
| STL | 0.5 |
| BLK | 0.2 |
| TO | 0.3 |
| FG% | 44.0% |
| 3P% | 37.5% |
| FT% | 80.0% |


