リハビリ中のデイミアン・リラード「僕のキャリアの中で最大の闘いになるだろう」

NBAオールスターポイントガードのデイミアン・リラードは先日、古巣ポートランド・トレイルブレイザーズと契約した。
だが、昨季のNBAプレイオフ中にアキレス腱を断裂したリラードは、来季を全休する見込みだ。
リラードはリハビリにあたり、次のようにコメントしたという。fadeawayworld.netが伝えている。
アキレス腱を断裂した時、僕はコートに座り込み、足を掴んだ。
最初に思ったのは、「アキレス腱断裂から復活してやる」だった。
文字通り、それが最初に思ったことだった。
医師に「アキレス腱の断裂」と言われた時、周りの人々は僕以上にショックを受けていたと思う。
理学療法士たちは泣きそうになっていた。
だが、僕は泣かなかった。
ひとりになってからも泣かなかった。
プライドがあったからではない。
ただ、「何かのために闘わなければならない」という気持ちに切り替わったんだ。
長く厳しい道のりになることは分かっていたし、メンタル的にも大きな試練になることは分かっていたからね。
だから、あの瞬間に気持が切り替わったんだ。
怪我について学んだ。
アーロン・ロジャースやKD(ケビン・デュラント)、ルディ・ゲイなど、同じ怪我を経験し、違うやり方で対処した人たちと話をした。
これはおそらく僕のキャリアの中で最大の闘いになるだろう。
メンタルの闘いだ。
メンタルの闘いなら負けない。
フィジカルの闘いなら負ける可能性はある。
だが、メントルの闘いなら絶対に負けない。
リラードは以前、ブレイザーズをリーダーとして牽引していた。
復帰はリーダーとしてはもちろんメンターとしての働きも求められるだろうが、辛いリハビリを乗り越えたリラードの姿はブレイザーズの若手選手たちに勇気をもたらすことだろう。