タイロン・ルーがレイカーズからのヘッドコーチ契約オファーを蹴った理由とは?

ロサンゼルス・レイカーズは2018-19シーズン終了後、当時ヘッドコーチを務めていたルーク・ウォルトンを解雇した。
レイカーズは複数のヘッドコーチ候補と面談した後、フランク・ボーゲルを新ヘッドコーチに起用。
候補のひとりにはタイロン・ルーが挙がっていたが、なぜルーはレイカーズからのオファーを断ったのだろうか?
ルーはその理由について質問されると、次のように答えたという。fadeawayworld.netが伝えている。
(レイカーズのヘッドコーチに)なりたかった。
夢が叶うようなものだからね。
まず1つ目は、オファーされた契約期間が短かった。
3年契約をオファーされたが、僕は5年契約を望んでいた。
彼らは僕とレブロン(・ジェイムス)をつなげようとしていたんじゃないかな。
2つ目は、契約金が少なかった。
僕にとって少なかったという意味ではないよ。
ヘッドコーチとしては少なすぎたんだ。
もし好ましくない契約を結べば、他のメンバーたちも好ましくない契約を結ばなければならなくなるだろう。
優勝の実績があり、黒人である自分には、その基準を決める責任があると思ったんだ。
もし僕が好ましくない契約を結んでいたら、他の皆はどうなると思う?
それと、僕がコーチングスタッフを選ぶことはできなかった。
彼らは僕に選ばせてくれなかった。
彼らが僕の代わりにコーチングスタッフを選ぶことになるから、僕は自分のスタッフたちを置き去りにしなければならなかったんだ。
ルーによると、レイカーズが選んだコーチングスタッフに問題はなかったものの、クリーブランド・キャバリアーズ時代から共に働いているスタッフたちは再び一緒に仕事をすることを望んでいたという。
レイカーズは当時、ルーに3年1800万ドルの契約をオファーしたと報じられていた。
だが、ルーはそれを断り、ドック・リバースのアシスタントとしてクリッパーズに移籍した。
なお、レイカーズはボーゲルをヘッドコーチに起用した後にNBAタイトルを勝ち取ったものの、その2年後にボーゲルを解雇した。


