ケビン・ラブがチームメイトを痛烈に批判
日本時間1月9日のフェニックス・サンズ戦に1点差で敗れた後、ミネソタ・ティンバーウルブズのケビン・ラブがチームメイトを痛烈に批判したようだ。
「試合終盤のタイムアウトの時、ベンチの端っこで座ったままぺちゃくちゃ喋ってるヤツらがいたんだ。俺たちはチームとして一つにならなきゃいけないのに」
ラブが批判したのは、恐らくJJ・バレアとダンテ・カニンガムと思われるが、具体的な名前は明かさなかった。
ここまで17勝18敗という成績から見ても、現在のウルブズは決して良いチームではない。
だが、シーズンを半分以上残しており、チェイス・バディンガーとロニー・テュリアフの復帰はウルブズにとって好材料だ。
良いチームにしようと必死にリーダーを務めるラブは、常に選手たちに火を点けようとしている。
それだけに、怠慢な姿勢を見せた2人の選手が許せなかったのだろう。
「俺たちは2人に期待してるんだ。誰もチームから締め出したくないし、事を大きくしたくないよ。でも、今夜手を打っておかないといけなかった。コートでプレイしてる選手も、ベンチで待機している選手もひとつにならなきゃいけないんだ」
ラブが試合後に声を荒げたとき、バレアとカニンガムはすでにコートを去っていたという。
今月はじめ、ラブはチームのセカンドユニットに対して、その戦い方を批判していた。
これに対し、バレアは反論していたようだ。
ラブがこれだけ気持ちを熱くしているのは、昨季の後悔から来ている。
2度にわたる手の骨折、さらには膝の負傷で長期離脱したことにより、ウルブズは低迷。
この時、ラブはチームメイトから非難され、特に2選手から締め出されていたという。
「彼らは俺を無視してたんだ。本当に辛かったよ」
現在、ラブは困難に直面している。
今回の批判は、その困難を打開するためでもあるのだろう。
一方、ポイントガードのリッキー・ルビオは、次のようにコメント。
「互いに信じあわなきゃいけないね。確かに十分な出場時間が与えられなければ、フラストレーションが溜まるかもしれない。でも、それはコーチの決定なんだ。全員がチームとして一つにならないといけない」
「俺はそれ(ベンチに2選手が座っていたこと)に気づかなかった。でも、ラブがそれを見たなら、試合に負けるより悪いことだね。俺たちは話し合わなくちゃいけない。チームがまとまっていないことは悪いことだから。チームでひとつになって、自信を持たなきゃいけないんだ」
2015年の夏、ウルブズとラブの契約は満了となる。
ミネソタのファンの多くは、ラブがチームを去るのではないかと不安に思っているという。
ラブ自身はウルブズでプレイし続けたいと話しているようだが、今季の内容によっては他チームへ移籍する可能性も十分考えられる。
「まだまだ時間はある。ハードにプレイして、連勝して、団結することができれば、俺たちは強いよ」
重責を担うラブにチームメイトは何を感じ、どういう行動を示すのだろうか。
サイコロの転がり方によっては、チーム崩壊の恐れもある。
今はそうならないことを祈るばかりだ。
コメントを残す