2013-14シーズン、カーメロ・アンソニー率いるニューヨーク・ニックスは勝率5割を下回り、プレイオフ進出を逃してしまった。

負傷者の続出やコーチの采配など、さまざまな要素が加わり、暗黒のシーズンを過ごしたニックスだが、オフシーズンに大改革を敢行している。

球団社長にフィル・ジャクソンを迎え入れ、ヘッドコーチにはジャクソン球団社長の教え子で昨季までオクラホマシティ・サンダーでプレイしていたデレック・フィッシャーが就任。

さらに、昨季まで先発起用していたポイントガードのレイモンド・フェルトンとセンターのタイソン・チャンドラーをトレードでダラス・マーベリックスへ放出するなど、このオフに大きな動きを見せた。

新たなフロントオフィスに絶大な信頼を寄せているエースのカーメロ・アンソニーは、新シーズンへ向けて次のように話している。

「（プレイオフ進出は）確実だと思うよ。開幕が待ちきれない。目標はない。目標を設定することもない。でも、（プレイオフ進出を）取り戻すことが待ちきれないんだ」

NBAキャリアで初めてプレイオフ進出を逃したアンソニーだが、このオフシーズンにはダイエットに成功し、これまでとは意気込みが違うようだ。

先日は「2014-15シーズンのNBAタイトルは狙っていない」と話していたものの、頂点の座を虎視眈々と狙っているに違いない。