デンバー・ナゲッツで先発ポイントガードを任されているルーキーのエマニュエル・ムディエは、まだ安定したパフォーマンスを披露できていない。

とはいえ、ポテンシャルの高さを見せているのは間違いなく、スター選手へのステップアップが期待されている。

ムディエ率いるナゲッツと先日対戦したミルウォーキー・バックスのジェイソン・キッドHCもムディエのパフォーマンスを目の当たりにし、ポテンシャルの高さに驚いた模様。

現役時代に10回のオールスター選出を誇り、1994-95シーズンにはルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したキッドHCは、ムディエを次のように評価。USA TODAYが伝えている。

「彼（ムディエ）の映像を見ると興奮するよ。彼らは若いチーム。彼にはたくさんのことが要求される。彼はそれに応えるだろうね。彼もそのポジションを求めてるんじゃないかな」

「彼は良くなるだろうね。すでに良くなってきてる。19歳という若さでNBAチームを率いるのは簡単なことじゃない。何人かの偉大な選手はそれを経験した。マジック（・ジョンソン）もそうした。ムディエを見ると、何かスペシャルなことをやってのけるチャンスがあるように思う」

「彼が私より良い選手になるよう応援する。最終的には私より良い選手になると思うよ」

19歳という若さで先発ポイントガードを任されたことで、ムディエはより多くの経験を積むことができるだろう。

一方で、中国リーグでプレイした昨季は足首の負傷に苦しめられたため、怪我でキャリアが失われることのないよう祈りたい。

なお、今季9試合を終えた時点でムディエは平均31.1分プレイし、11.9得点、4.1リバウンド、6.8アシスト、1.2スティール、FG成功率30.8％、3P成功率30.6％を記録している。