モンティ・ウィリアムスHCがウィリー・グリーンHCの涙に「気持ちは良く分かる」
現地28日に行われたフェニックス・サンズ対ニューオーリンズ・ペリカンズのNBAプレイオフ・ファーストラウンド第6戦は、昨季NBAファイナリストのフェニックス・サンズが勝利した。
ペリカンズは今季NBAチャンピオン最有力候補のサンズ相手に善戦したものの、地力に勝るサンズがファーストラウンドを突破。
とはいえ、若手が多いペリカンズにとって大きな糧となるシリーズだったのは間違いないだろう。
昨季をサンズのアシスタントコーチとして過ごしたペリカンズのウィリー・グリーンHCは試合後、旧友たちと健闘を称え合っている時に涙を流したが、サンズのモンティ・ウィリアムスHCによると、グリーンHC率いるペリカンズとは戦いたくなかったという。
ウィリアムスHCはペリカンズとのNBAプレイオフ・ファーストラウンドを終えた後、次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
僕たちはファミリーだ。
彼が我々のプログラムにどんなことをもたらしたのか、僕は分かっている。
君たちも今季、彼のプログラムを目にしたんじゃないかな。
彼らがシーズン序盤にうまくいっていなかった時、僕は彼と何度も話をした。
ウィリー・グリーンは僕が今まで会ってきた中で最も地道に努力する人間のひとりだ。
彼はすべてにおいて一貫しているし、安定しているし、力強い。
彼らが成長し続けている理由のひとつはそこにある。
彼の気持ちは良く分かるよ。
あのような彼を見るのは、僕たち全員にとって辛いことだ。
なぜなら、僕たちは皆友人であり、ブラザーだからね。
僕たちがコーチングの仕事を終えた時も、この関係は続くだろう。
今季序盤のペリカンズは厳しい戦いを強いられ、一時はウェスタン・カンファレンス最下位にとどまっていた。
だが、グリーンHCの考えがチームに浸透し始め、シーズン中のトレードでNBA屈指のスコアラーであるCJ・マッコラムが加わると、状況は劇的に改善。
グリーンHCにとって自身のコーチングが間違っていなかったことを証明したシーズンだったと言えるのかもしれない。
なお、ロサンゼルス・クリッパーズ時代にもグリーンHCと共に過ごしたことがあるクリス・ポールは、グリーンHCについて次のように語った。
人々は僕たちの関係を理解していないと思う。
もしウィリーがいなければ、僕はフェニックスにいなかっただろう。
僕がフェニックスに来ようと思っていたことを最初に知ったのは彼だったんだ。
彼はコーチさ。
だが、何よりも僕のチームメイトであり、僕のブラザーなんだ。
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