ウルブズがカール・アンソニー・タウンズのトレードを決断した理由とは?

ミネソタ・ティンバーウルブズは現地27日、NBAオールスタービッグマンのカール・アンソニー・タウンズをニューヨーク・ニックスへトレードし、ジュリアス・ランドルとダンテ・ディヴィンチェンゾを獲得すると報じられた。
ウルブズは昨季、フランチャイズ史上2度目となるNBAプレイオフ・カンファレンスファイナル進出を達成。
ダラス・マーベリックスに敗れてしまったものの、さらなる躍進が期待されている中でのトレードだけに、疑問を感じたウルブズファンは少なくないだろう。
では、なぜウルブズはタウンズのトレードを決断したのだろうか?
larrybrownsports.comによると、ウルブズのサラリーキャップはセカンドエプロンを上回っており、タウンズをトレードで放出することにより合計2650万ドルを節約することができるため、トレードを決断したという。
ウルブズはルディ・ゴベアと延長契約を結ぶことができる。
もしゴベアと低いサラリーで延長契約を結ぶことができれば、来年夏にFAになる見込みのナズ・リードとの再契約に向けて有利な状況をつくりだすことができるだろう。
なお、タウンズの契約は4年2億2000万ドルで、ランドルの契約は残り2年5000万ドル、ディヴィンチェンゾの契約は残り3年3600万ドルとなっている。
このトレードはウルブズのサラリーキャップに柔軟性をもたらすだろうが、その一方でチームの成績にどう影響するのか注目が集まるところだ。
なお、ウルブズの現在のロスターは以下の通りとなっている。
| 選手 | キャリア | 備考 |
|---|---|---|
| ニッケル・アレクサンダー・ウォーカー | 5 | 2025年完全FA |
| ジェイレン・クラーク | 1 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
| マイク・コンリー | 17 | 2026年完全FA |
| ロブ・ディリングハム | 0 | 2026年チームオプション |
| PJ・ドジャー | 6 | 2025年完全FA |
| アンソニー・エドワーズ | 4 | 2029年完全FA |
| ジェシー・エドワーズ | 0 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
| ルカ・ガルザ | 3 | 2025年チームオプション |
| ルディ・ゴベア | 11 | 2025年プレイヤーオプション |
| ジョー・イングルス | 10 | 2025年完全FA |
| ジェドン・レディー | 0 | 2025年制限付きFA |
| スカイラー・メイズ | 4 | 2025年完全FA |
| ジェイデン・マクダニエルズ | 4 | 2029年完全FA |
| レナード・ミラー | 1 | 2026年チームオプション |
| ジョシュ・マイノット | 2 | 2025年チームオプション |
| ダイシェン・ニックス | 3 | 2025年制限付きFA ※2ウェイ契約 |
| ユージン・オモルイ | 3 | 2025年完全FA |
| チャソン・ランドル | 4 | 2026年完全FA |
| ナズ・リード | 5 | 2025年プレイヤーオプション |
| テレンス・シャノンJr | 0 | 2026年チームオプション |
| カール・アンソニー・タウンズ | 9 | 2027年プレイヤーオプション |


