間もなくFAになるニューヨーク・ニックスのカーメロ・アンソニーだが、多くのNBAチームがアンソニー獲得に動くことになるだろう。

その中のひとつが、ダーク・ノビツキー率いるダラス・マーベリックスだ。

ノビツキーはアンソニー獲得について、次のように話している。

「カーメロが本当にここ（マブス）に来たいなら、俺たちは歓迎するよ」

マブスにはアンソニーを獲得できるだけのサラリーキャップ・スペースがある。

偶然にもマブスのオーナーを務めるマーク・キューバンと、マディソンスクエアガーデンのチェアマンを務めるジェイムス・ドーランは親しい間柄だ。

選手の高齢化という問題を抱えているマブスがアンソニー獲得に動くかは分からないが、キューバンがオーナーを務めているがゆえに、その可能性は否定できない。

アンソニーとノビツキーの共存が懸念されるが、ノビツキーは次のようにコメントしたという。

「NBAキャリア16年の間に、俺は誰とでもプレイできることを示してきた。唯一厳しいと思ったのは、（アントワン・）ジェイミソンとアントワン・ウォーカーがいたときかな。3人は同じタイプのプレイヤーだしね。でも、彼ら以外の選手なら誰とでもプレイできる。コーナーでのプレイ、ポストアップ、パスがあるからアジャストできるさ。勝利のためなら、そしてフランチャイズが勝者になるなら、俺はやるよ」

“引退”の2文字がちらつき始めているノビツキーは、NBAチャンピオンの座を取り戻せるための努力を厭わない。

もしアンソニーがマブスに加わるのなら、マブスはNBAトップクラスのオフェンス力を誇るチームになるだろう。