ここ数年、ロサンゼルス・レイカーズはポイントガードに悩まされ続けている。

このオフにはヒューストン・ロケッツからジェレミー・リンを獲得したものの、スティーブ・ナッシュの健康問題もあり、バックアップのポイントガード不足は否めない。

また、ルーキーのジョーダン・クラークソンはポイントガードというより、シューティングガードのポジションのほうが向いているだろう。

そのレイカーズが、ボストン・セルティックスの純粋なポイントガード、レイジョン・ロンド獲得に動くのではと噂されている。

ポイントガード強化を急ぐレイカーズにとって、ロンドは喉から手が出るほど獲得したい人材に違いない。

もしロンドを獲得するならば、レイカーズは誰を放出するのだろうか？

現在のところ、噂にあがっているのがルーキーのジュリアス・ランドルだ。

以下、この噂についての評論家の考えを紹介しよう。

ライアン・ワード

レイカーズはFAのカーメロ・アンソニーやレブロン・ジェイムスの獲得に失敗した。他の現実的なオプションを調査したものの、目立った強化はできなかったといえるだろう。

ポイントガードにジェレミー・リンを獲得できたが、バックアップのアップグレードはできていない。

リンがかつての輝きをロサンゼルスで取り戻す可能性もあるが、レイジョン・ロンドのほうがレイカーズにとっては現実的。

問題は、セルティックスがジュリアス・ランドルをトレード要員として要求してくる可能性が高いということだ。

だが、膝の状態が不暗視されているロンドの獲得は、一種のギャンブルでもある。

ケビン・チャン

レイカーズがレイジョン・ロンドをトレードで獲得できれば、それは大きいだろう。だが、セルティックスはジュリアス・ランドルを希望するかもしれない。

レイカーズにはロンドと見合うようなトレード要員がいないため、ランドルを要求すると予想されるが、果たしてロンド獲得のために将来性のあるランドルを放出すべきだろうか？

ランドルのNBAでのプレイを見なければ、何とも言えない。

ルーキーシーズンでうまくプレイすることができれば、レイカーズはランドルをキープし、育てていくだろう。
だが、ランドルが期待されたパフォーマンスを見せることができなければ、ロンドを追い続けたほうが賢明かもしれない。

現時点で判断するのは難しい。

ランドルを放出することなくロンドを獲得できる方法があるのであれば、それがベストだ。

コーリー・ハンスフォード

レイジョン・ロンドを獲得できるチャンスがあるのであれば、レイカーズは動くべきだろう。

ロンドはまだ28歳のエリート・ポイントガードであり、チャンピオンの経験もあるのだから。

ロンドにはアシストがあり、チームメイトを活かすことができる。

ジュリアス・ランドルの放出は難しいことかもしれないが、ロンドにはその価値があるかもしれない。

ロンドはマジック（・ジョンソン）以来のレイカーズにおけるベストポイントガードになれると私は思う。