マリオ・チャルマーズ「ヒートに戻ってこれるとは思ってなかった」
2014年NBAファイナルで、マイアミ・ヒートのマリオ・チャルマーズはひどい不調に陥っていた。
サンアントニオ・スパーズとのファイナル5試合で、平均4.4得点、2.8アシスト、1.4リバウンド、FG成功率33.3%、3P成功率14.3%という悲惨な結果に終わったこともあり、FAのチャルマーズがヒートと再契約するとは多くのファンは思っていなかっただろう。
だが、チャルマーズとの再契約に驚いたのは、NBAファンだけではない。
「(ヒートに)戻ってこれるなんて思いもしなかったよ」
そうチャルマーズは口を開く。
「正直に言うと、ヒートが俺を残留させたかったなんて少しも思っていなかった。プレイオフでのパフォーマンスを思えばヒートは俺を残留させたくないだろうし、他のプレイヤーと契約するかと思ってたんだ。だから、何が起きてもしょうがないって思ってたよ」
一方、チャルマーズと日本時間7月13日までの期限まで契約しなかったヒートだが、チャルマーズとの再契約は常に考えていた模様。
チャルマーズに対し、ヒートのゼネラルマネージャーを務めるアンディ・エルスバーグは、チームにとって家族のような存在であり、必要としていることを電話で伝えていたという。
チャルマーズとの再契約に時間がかかったのは、FAとなったレブロン・ジェイムスの影響が大きかったのだろう。
エルスバーグGMからの励ましの電話を受けた当時のことを、チャルマーズは次のように振り返った。
「少なくとも1チームが俺を必要としてたのを知ることができたんだ。俺にとってあの電話は大きかったよ」
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