イースタン・カンファレンスとウェスタン・カンファレンスの戦力不均衡は以前から叫ばれている。

特にここ数年のウェストでは熾烈なプレイオフ争いが続いており、日本時間28日の時点で10勝以上を記録しているのは、イーストではトロント・ラプターズ（13勝2敗）のみ、ウェストではメンフィス・グリズリーズ（13勝2敗）、ゴールデンステイト・ウォリアーズ（12勝2敗）、ポートランド・トレイルブレイザーズ（12勝3敗）、ヒューストン・ロケッツ（12勝3敗）、サンアントニオ・スパーズ（10勝4敗）、フェニックス・サンズ（10勝6敗）となっている。

勝率5割以上を記録しているのも、イーストでは7チーム、ウェストでは10チームとなっており、明らかにウェストのほうが熾烈な競争になっていると言えるだろう。

そんな中、ウェストに所属するダラス・マーベリックのマーク・キューバンがある提案をした。mavsoutsider.comが伝えている。

「4チームをイーストからウェストに、4チームをウェストからイーストに移せば良いと思う。テキサスの3チーム（マブス、スパーズ、ロケッツ）とニューオーリンズをイーストへ移し、シカゴ・ブルズとインディアナ・ペイサーズ、ミルウォーキー・バックス、デトロイト・ピストンズをウェストに移せば良い」

そうなるとメンフィス・グリズリーズとミネソタ・ティンバーウルブズをどうするかという問題が出てくるが、マブスをイーストに移したいという点については本音だろう。

キューバンらしい奇策とは言え、戦力均衡をもたらす何らかの改革案は必要なのかもしれない。