オクラホマシティ・サンダーは、スコット・ブルックスの後任にフロリダ大学でヘッドコーチを務めていたビリー・ドノバンを指名した。

フロリダ大学を19年にわたって指揮し、チームはタイトルを2度獲得。

多くのNBAを輩出したことでも知られているが、NBAのチームを指揮したことはない。

それでも、ケビン・デュラントはドノバンHCの手腕の大きな期待を寄せているようだ。デュラントのコメントをESPNが伝えている。

「（NBAでの経験は）重要じゃない。チームをコーチングする手法を知ってるかが重要。彼のバスケットボールは高いレベルにあるし、タイトルも獲得したよね。それって難しいこと。彼はたくさんの選手をプロに育てた。そして、彼らは彼のことが大好きなんだ」

「（フロリダ大学出身の）チャンドラー・パーソンズとマイク・ミラーに聞いた。マイクから『より成長するため一日一日が違う日だった』て聞いたよ。彼は常に学ぼうとするタイプの選手。俺のそのタイプの選手だから、マイクから聞いた時は興奮したね。俺は他の誰かから学びたいと思ってる。良い関係を築いていかないと」

「彼は良い仕事をしてくれると思う。みんなが彼のことを『大学でコーチングしてるNBAコーチ』て言ってるからね。興奮してる。彼から学べることに興奮してるし、もっと良くなれることに興奮してるのさ。彼に指示されたら、俺はベストを尽くす。彼との仕事が待ちきれないよ」

ドノバンHCは、これからケビン・デュラントやラッセル・ウェストブルックと良好な関係を築いていかないだろう。

もし互いに信頼しあうことができなければ、デュラントとウェストブルックはFAで他チームへ移籍する可能性もある。

とはいえ、リーグを代表する2人のスーパースターを擁するサンダーのヘッドコーチに就任したことで、タイトル獲得のチャンスを手にしたのは間違いない。

なお、新ヘッドコーチの選考にデュラントとウェストブルックが関わったという噂もあるが、両者はこれを否定している。