カーメロ・アンソニー 自身のスキルについて「失われた芸術」
今季からオクラホマシティ・サンダーでプレイしているカーメロ・アンソニーは、ジャブステップを駆使し、自らスペースをつくり出してショットを放つことで得点を量産してきた。
一方、近年のNBAでは1on1で攻めるのではなく、ボールムーブメントによってオープンスペースをつくり出し、より精度の高いショットを打つシステムが主流となっている。
また、ステフィン・カリーが現れたことにより、アウトサイドショットとプレイメイキング、ボールハンドリングが重要視されるスタイルに変わったとも言えるだろう。
それを誰よりも実感しているのはアンソニーなのかもしれない。
アンソニーは近年のNBAについて、次のようにコメント。ESPNが伝えている。
「夏のワークアウトで、みんなのトレーニングを見てる。そのまま3Pシューティングをしたり、ピック&ロールをしたり、ボールハンドリングをしてるんだ。俺が取り組んでることは誰もやってない。失われた芸術さ」
そう話すアンソニーだが、ラッセル・ウェストブルックを中心とするサンダーに移籍したことで役割に変化が見られ、キャッチ&シュートの技術を求められるようになった。
スタッツ上ではキャリアワーストのシーズンを送っているが、ウェストブルックのサポートという新たな役割を受け入れたオールドスクールのアンソニーには、悲願をかなえてもらいたいところだ。
なお、今季のアンソニーは57試合に出場し、平均32.3分のプレイで17.2得点(キャリアワースト)、5.9リバウンド、1.4アシスト(キャリアワースト)、0.6スティール(キャリアワースト)、FG成功率41.3%(キャリアワースト)、3P成功率35.7%を記録。
キャリアを通してデンバー・ナゲッツ、ニューヨーク・ニックス、サンダーでレギュラーシーズン通算1033試合に出場し、平均36.0分のプレイで24.3得点、6.5リバウンド、3.0アシスト、1.0スティール、FG成功率45.0%、3P成功率34.7%を記録している。
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