ケビン・ラブが人種差別発言への対処法を明かす「競争の精神から来るもの」
マイアミ・ヒートの元NBAオールスタービッグマン、ケビン・ラブは、これまで何度も人種差別的な発言を浴びせられてきた。
ラブによると、「くそったれの白人野郎」などといった暴言を浴びせられたという。
黒人アスリートと同じように白人アスリートも人種差別発言にさらされているというが、メンタルヘルスに問題を抱えているというラブはどのようにして乗り越えているのだろうか?
元NBA選手のJJ・レディックのポッドキャストにゲスト出演したラブは、この問題ついて次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
「くそったれの白人野郎」と何度も言われている。
それに共感し、ただおもしろがっている人もいるだろうね。
僕がその言葉に嫌悪することはない。
たとえ僕が13歳だったとしてもだ。
その言葉は競争の精神から来るものなんだ。
NBA選手間の人種差別発言と言えば、モントレズ・ハレルがルカ・ドンチッチに浴びせたことが有名だ。
当時はハレルに批判が集中すると、ハレルも自身の過ちに気付き、ドンチッチに謝罪した。
ハレルによると、ドンチッチに謝罪してしばらく経ち、祖母が他界して辛い思いをしてる時も、心ないメッセージが届いていたという。
ラブとレディックによると、人種差別の言葉は激しい戦いの中で頻繁に使われており、スポーツにおけるこの問題を解決するためには人種の根底にあるものをそれぞれが理解しなければならないという。
この問題がすぐに解決することはないだろう。
だが、さまざまな経験を積んだラブはヒートの選手たちこの問題を伝え、解決のために尽力するに違いない。
なお、ラブの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 62 | 874 |
MP | 20.0 | 30.1 |
PTS | 8.2 (キャリアワースト) | 16.9 |
TRB | 6.4 (キャリアワースト) | 10.4 |
AST | 2.2 | 2.3 |
STL | 0.4 | 0.6 |
TO | 1.3 | 1.9 |
FG% | 38.9% | 43.9% |
3P% | 33.4% | 37.0% |
FT% | 87.9% | 83.0% |