ジョー・デュマースが個人賞受賞資格に対する苦言を受け「選手会と交渉して決めたこと」
今季からMVPなど個人賞を受賞するには、レギュラーシーズン65試合以上に出場しなければならない。
一方、インディアナ・ペイサーズのNBAオールスターポイントガードのタイリース・ハリバートンやゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンなど、現場で働く選手たちが個人賞受賞資格に対して苦言を呈し始めている。
だが、NBA副会長のジョー・デュマースは、新たなルールを受け入れるべきと考えている模様。
デュマースは選手たちからの相次ぐ苦言を受け、次のように指摘したという。fadeawayworld.netが伝えている。
82試合に出場するように身体を鍛えなければならない。
厳しいトレーニングが必要だ。
だが、NBAでプレイできるのは特権でもある。
誰でもやれることではない。
ただ、これ(受賞資格)については正しいことだと思う。
関係者全員にとって正しいことだ。
NBAが勝手に決めたルールではない。
選手会と交渉して決めたことだ。
オーナーたち、競技委員会が決めたことだ。
全員が同意し、サインした。
NBA関係者全員が「65試合はフェアな数字だ」と言い、承認したことだ。
NBA側からすると、選手会や各関係者と同意したうえで決めたにも関わらず選手たちから批判の声があがるのはたまったものではないだろう。
今季MVP筆頭候補に挙がりながらも、受賞資格を失うことがほぼ確定したフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードのような選手にとっては、排除したいルールかもしれない。
だが、新たなルールはいずれ定着し、選手たちも受け入れるに違いない。