NBAがアキレス腱断裂の選手が相次いだことを受け原因調査へ

昨季のNBAではアキレス腱断裂により長期離脱を強いられる選手が相次いだ。
特にNBAプレイオフではミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラード、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム、インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンと、チームを牽引するスター選手たちがアキレス腱を断裂してしまったわけだが、NBAもこの問題を深刻に受け止めている模様。
larrybrownsports.comによると、NBAコミッショナーのアダム・シルバーは現地26日、アキレス腱断裂による離脱が相次いだ原因を調査するため、専門家委員会を設置したことを明かしたという。
昨季はオフシーズンを含めると8選手がアキレス腱を断裂した。
その前のシーズンはひとりもいなかったというから、NBAは原因を突き止め、再発防止につなげたいところだろう。
シルバーは原因がまだ分かっていないとしつつも、大半のケースはオールスターブレイク前に発生しているため、「オフシーズン中の過度のワークアウト」がアキレス腱に過度の負荷を与えている可能性があるとした。
また、一部の専門家は、10歳から19歳のユースバスケットボールのプレイや、バスケットボールだけに取り組む若者が増えていることも影響している可能性があると指摘したと報じられている。
なお、NBA選手会のアンドレ・イグダーラは選手たちに対し、「オフシーズンは身体を休めるためにより長く休息を取るよう勧めている」と明かした。
昨季アキレス腱を断裂した選手は以下の通り。
選手 | 所属 |
---|---|
タイリース・ハリバートン | IND |
ジェイソン・テイタム | BOS |
デジョンテ・マリー | NOP |
デイミアン・リラード | MIL |
アイザイア・ジャクソン | IND |
ジェイムス・ワイズマン | IND |
ダロン・ホームズⅡ | DEN |
ドルー・スミス | MIA |