ケビン・デュラントの新たなニックネームは“スリムリーパー”
“デュランチュラ”の愛称が定着しているオクラホマシティ・サンダーのケビン・デュラントが、最近は”スリムリーパー(細い死神)”と呼ばれている。
相手チームを確実に抹殺することから名付けられたのだが、デュラント自身はこのニックネームで呼んでほしくないという。
サンダーを牽引するNBAスターは、時としてチームを激しく叱咤し、コートで感情を露わにする。
マイケル・ジョーダンが作り上げたNBAスーパースター像といっても良いかもしれない。
そして、多くのNBAスターがジョーダンを模倣し、NBAではチームを激しく叱咤するシーンが見られるようになった。
典型的な例として、コービー・ブライアントが挙げられるだろう。
そのため、ダークなイメージを持たれることが多いのも事実だ。
だが、デュラントはこれまでのNBAスターとは異なる道を進んでいる。
少なくとも、相棒のラッセル・ウェストブルックが負傷するまでは。
ウェストブルックが負傷離脱すると、デュラントの様子はこれまでと異なり、激しい感情を表に出すようになった。
それは自分自身を鼓舞するために必要なのかもしれない。
そして、それはNBAの批評家に対しての怒りでもある。
ウェストブルックの負傷離脱が報じられると、多くの批評家が今季のサンダーを悲観視し始めた。
デュラントは態度を一変させた批評家に対して怒り、そしてその怒りをエネルギーに変えてプレイしているのだ。
ここ最近のデュラントは、彼のNBAキャリアの中でもベストなパフォーマンスを見せている。
怒りながら相手チームを次々と抹殺していく姿は、まさに“スリムリーパー”そのものだ。
このニックネームを嫌うデュラントだが、“デュランチュラ”のニックネームはウェストブルックが復帰したときに取り戻せるのかもしれない。
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