トリプルダブルを量産していることにより、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックはレギュラーシーズンMVP候補のひとりに挙げられるようになった。

これまでケビン・デュラントとウェストブルックの二代エースがサンダーを牽引してきたが、今季のデュラントは怪我が相次ぎ、満足できる結果を残せていない。

一方のウェストブルックは圧倒的なパフォーマンスでチームを鼓舞し続けている。

ウェストブルックの活躍はサンダーにとって間違いなく喜ばしいことだろう。

だが、それは来季終了後に完全FAとなるデュラント周辺を騒がしくしている要因ともなっているようだ。

ESPN’s SportsNationによると、サンダーは来季終了を待たずにデュラントのトレードを検討する可能性があるという。

完全FAで他チームへの移籍を決断した場合、サンダーは何の見返りもなくエースを手放さなければならない。

しかし、トレードでデュラントを放出すれば、それ相応の見返りを得ることができるだろう。

ただし、あくまでESPN’s SportsNationの記者が打ち立てた噂である。

デュラントが他チームへの移籍を決断する場合、移籍先の最有力チームはワシントン・ウィザーズとされているが、これも噂レベルの話だ。

デュラント本人はサンダー残留を何度もほのめかしており、相棒のウェストブルックもデュラントの必要性を訴えている。

ウェストブルックがトリプルダブルを量産してもチームが勝てるというわけではなく、実際にここ6試合でサンダーは3勝3敗と勝ち越せてない。

とはいえ、デュラントのトレードの可能性がまったくないというわけでなもない。

もしデュラントがトレードの噂を打ち消したくば、残りのレギュラーシーズンとプレイオフで結果を残すしかないだろう。