JJ・レディックHCが考えるスモールラインナップのキープレイヤーとは?「八村塁」

ロサンゼルス・レイカーズはシーズン中のトレードでNBAを代表するスーパースターのルカ・ドンチッチを獲得したものの、NBAオールスタービッグマンのアンソニー・デイビスを失った。
その後のトレードでマーク・ウィリアムスを獲得したが、ウィリアムスの身体に複数の問題があることが判明したため、トレードは撤回。
これによりインサイドが薄くなってしまったため、レイカーズはスモールラインナップで戦う時間帯が増えている。
レイカーズを指揮するJJ・レディックHCによると、スモールラインナップの成功の鍵となる選手は八村塁だという。
レディックHCは八村について次のようにコメント。lakersnation.comが伝えている。
その理由は3つある。
まずは彼の身体だ。
もし彼がいなければ、我々にはそのポジションでプレイする選手が足りない。
それが現実だ。
2つ目は、シーズン序盤に分かったことだが、我々のディフェンスにとってベストなのは彼にスイッチさせることだ。
どのスイッチンググループであっても、彼は常にその一部だった。
彼はサイズが小さい相手でも、サイズがあるウィングが相手でも、ビッグマンが相手でも、良い仕事をしていると思う。
だから、その点において彼は重要な一員だ。
彼のスイッチする能力は重要だ。
3つ目は、彼のレーザーだ。
彼のシュートの精度は本当に高い。
先日のインディアナ戦でもそうだったし、メンフィス戦でもビッグショットを決めてくれた。
彼はシーズンを通してどんどん成長していると思う。
ボウ(・レベックAC)はフィルムセッションや個人ワークアウトで彼をうまく指導してくれていると思う。
クローズアウトに対するアタックや、それによって生じたアドバンテージを活かしてより良い判断をすること。
たとえば、ペイントエリア内でのプレイ、次のアクションへのつなぎ、リムでのスコアリング、キックアウトパスだ。
今季はその点で成長している。
たとえば、レーザーラインナップで戦うとしよう。
それは3ポイントを撃つためではない。
相手のビッグマンをリムから引き離す効果もあるんだ。
八村はデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチにマッチアップするなど、よりサイズがあり、フィジカルが強いビッグマンにマッチアップするという大役を担ってきた。
レイカーズには真のセンターがジャクソン・ジェイズしかいないため、特にNBAプレイオフでは八村に大きな働きが求められることになりそうだ。
なお、八村の今季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2024-25 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 55 | 333 |
MP | 31.5 | 27.7 |
PTS | 12.9 | 12.8 |
TRB | 5.0 | 4.9 |
AST | 1.4 | 1.3 |
STL | 0.8 (キャリアハイタイ) | 0.6 |
BLK | 0.5 (キャリアハイ) | 0.3 |
TO | 0.8 | 0.9 |
FG% | 50.5% | 49.5% |
3P% | 41.2% | 38.0% |
FT% | 76.5% | 76.3% |