アダム・シルバー 猶予期間について「もっと良いシステムがあるか?」
注目のFAセンターのひとりだったデアンドレ・ジョーダンは、一度はダラス・マーベリックスとの契約に合意するも、猶予期間中に心変わりし、最終的にはロサンゼルス・クリッパーズとの再契約にサインした。
クリッパーズの選手たちはジョーダンの家に押しかけ、残留を説得した一方で、マブスのマーク・キューバンとチャンドラー・パーソンズはジョーダンと連絡すらとることができなかった。
猶予期間中に合意の決断を翻し、他のチームと契約を交わすことは問題ではない。
ジョーダンのケースではキューバン、もしくはパーソンズに連絡しなかったという点が最も大きな問題と言えそうだが、今回の一件で猶予期間のルールに注目が集まっている。
アダム・シルバーによると、より良いシステムがあれば積極的に取り入れる考えがあるようだ。シルバーのコメントをnbcsports.comが伝えた。
「不完全なシステムと言えるだろうが、問題はない。問題は「それより良いシムテムがあるか?ということ。リーグオフィスは各チームのオーナーと議論し、常により良い方法を探している。火曜日にはオーナーたち、月曜日には競技委員会との会議を予定しているが、より良い方法があれば、間違いなく議論に時間を費やすことになるだろう。だが、我々が一方的に変更することはできない。団体交渉でのプロセスで変更していかなければならないんだ」
ただ、“より良いシステム”の提案は難しいかも知れない。
すでに行われた会議の中では「猶予期間の短縮」が一案として出されたようだが、大きな効果は見込めないと考えられる。
結局のところ、選手やチームのモラルに任される面が大きいといえるだろう。
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