ウィル・バートンが若手選手たちのバスケットボール愛を疑問視「今の選手たちはバスケよりワークアウト」
昨季をワシントン・ウィザーズとトロント・ラプターズで過ごしたウィル・バートンは、NBAキャリア11年を誇るベテラン選手だ。
これまでたくさんのことを経験してきたであろうバートンは、彼の世代と今の世代の選手に決定的な違いを感じているのかもしれない。
バートンによると、NBAにいる若手選手たちにバスケットボールに対する愛があまり感じられないという。バートンのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
奇妙だ。
僕個人の意見だが、彼ら(若手選手たち)は僕たちほどバスケが好きではないように見える。
今はワークアウトのほうを重視しているように思える。
僕は大学2年になるまで自分のゲームには取り組まなかった。
ただバスケしているだけだった。
今の選手たちは、バスケよりワークアウトだ。
もはや外でバスケすることもない。
注目度の高いAAUイベントやキャンプでなければ、彼らはバスケしないんだ。
そう指摘したバートンだが、もしバートンがNBAを代表するスター選手であれば、彼の言葉には重みがあったのかもしれない。
だが、若手選手たちはNBAで一旗揚げようと必死になっており、そのために地味で過酷なワークアウトに時間を費やしている。
ケビン・ガーネットやポール・ピアースなどのように若手選手たちのモチベーション低下を嘆く者も少なくないが、もはや彼らとは時代が違うことを認識したほうが良いのかもしれない。
なお、バートンの昨季とNBAキャリアのスタッツは以下の通りとなっている。
– | 2022-23 | NBAキャリア |
---|---|---|
G | 56 | 679 |
MP | 17.7 | 25.2 |
PTS | 6.8 | 11.2 |
TRB | 2.4 | 4.1 |
AST | 2.0 | 2.7 |
STL | 0.5 | 0.7 |
TO | 0.9 | 1.4 |
FG% | 37.9% (キャリアワースト) | 43.0% |
3P% | 36.7% | 35.5% |
FT% | 78.7% | 78.7% |