スティーブ・カーHCがパリオリンピックでチームUSAを引退へ「今度は僕がバトンを渡す番」
グレッグ・ポポビッチは東京オリンピックでチームUSAを金メダル獲得に導いた後、当時チームUSAのアシスタントコーチを務めていたスティーブ・カーにバトンを渡した。
カーもポポビッチと同じく、チームUSAでの任期をオリンピックで終えることになりそうだ。
カーによると、パリオリンピックを最後にチームUSAのヘッドコーチ職を退くという。カーのコメントをhoopsrumors.comが伝えている。
2年間のサイクルだと思う。
ポップはワールドカップとオリンピックでコーチを務めた。
今度は僕がバトンを渡す番だ。
そうあるべきだと思う。
コーチK(マイク・シャシェスフキー)とジェリー(・コランジェロ)の時は、今とは違っていた。
彼らはこの文化を構築し、選手たちが複数年コミットしなければならないというシステムを確立した。
だから、コーチKがコーチを務め続けたことには意味があった。
だが、今は1度のサイクルで前に進むことができると思うんだ。
カーの後任はまだ決まっていないが、現時点ではマイアミ・ヒートのエリック・スポエストラ、ロサンゼルス・クリッパーズのタイロン・ルー、ゴンザガ大学のマーク・フューが有力候補として挙がっている。
パリオリンピックにはレブロン・ジェイムスやケビン・デュラント、ステフィン・カリーなどNBAを代表するスーパースターたちが参戦する見込みだが、彼らの多くはパリオリピックでチームUSAでの活動を終える可能性が高い。
つまり、パリオリピックはカーはもちろん彼らにとっても最後の国際舞台となりそうだ。
なお、チームUSAは今後数ヶ月かけてオリンピックの予備ロスターを作成し、選手たちに打診すると報じられている。