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リングセレモニーで故人にブーイングしたブルズファンに批判集まる

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リングセレモニーで故人にブーイングしたブルズファンに批判集まる

シカゴ・ブルズは現地12日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ戦のハーフタイム中に、フランチャイズ初となるチームとしてのリングセレモニーを開催した。

NBAレジェンドのマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペンは他のイベントに参加しなければならなかっため欠席したが、ヘッドコーチとしてブルズをレギュラーシーズン72勝10敗という偉大な成績に導いたフィル・ジャクソンをはじめ、トニー・クーコッチや現在ウォリアーズを指揮しているスティーブ・カーなどが出席。

ブルズのフランチャイズとブルズファンにとって特別なセレモニーになるかと思われたが、ブルズファンの故ジェリー・クラウスに対する恨みは今も消えていないのかもしれない。

セレモニーでクラウスの名が発表された時、ブルズファンはブーイングしたのだ。

これにショックを受けたのか、故クラウスの代わりに出席した妻のテルマ・クラウスは必死に涙をこらえていたように見えた。

ブルズファンのあまりにひどい対応に、NBAファンはもちろん実況アナウンサーを務める元ブルズのステイシー・キングや球団社長のジェリー・ラインズドルフも怒りを隠せないようだ。

キングとラインズドルフはブルズファンの敬意を欠いたブーイングを受け、次のようにコメントしたという。clutchpoints.comが伝えている。

ステイシー・キング

シカゴはスポーツの中心地だ。

今日ジェリー・クラウスの名が発表された時に我々は目撃した。

ジェリー・クラウスと、彼の代わりに出席した未亡人にブーイングを浴びせた人々がいた。

僕の人生でこれほど最悪なことは見たことがない。

彼女のことを思うと心が痛い。

彼らは彼女を泣かせた。

このアリーナで彼女にブーイングした人間は誰であっても恥を知るべきだ。

ジェリー・ラインズドルフ

ジェリー・クラウスは6度のNBAチャンピオンであり、2度のNBAエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーだ。

バスケットボール殿堂入りも果たし、我々の歴史の偉大な一員だ。

彼のレガシーは称賛され、尊重されるべきだ。

クラウスがブルズとNBAに残した功績は非常に大きい。

だが、ジョーダンやピッペンと対立し、それがブルズの王朝終焉のきっかけになったとされている。

とはいえ、1990年代のブルズはNBA史上最強のチームのひとつであり、多くのブルズファンも圧倒的な強さを誇ったチームに興奮し、喜びを感じていたことだろう。

故人の妻にブーイングを浴びせたブルズファンは、それに対する感謝と敬意を忘れるべきではないのかもしれない。

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