デイミアン・リラードが3ポイントコンテスト優勝の秘訣を明かす「まったく準備しなかったこと」
現地17日に行われたNBAオールスター3ポイントコンテストは、ミルウォーキー・バックスのデイミアン・リラードが優勝した。
リラードが3ポイントコンテストのタイトルを獲得したのは、昨季に続き2度目。
リラードはプレッシャーがかかる場面でも精度の高いシュートを披露し、連覇を達成したわけだが、リラードによると、3ポイントコンテストに向けて特に練習しなかったことが鍵だったという。
リラードは3ポイントコンテストを連覇した後、次のようにコメント。fadeawayworld.netが伝えている。
僕はまったく準備しなかった。
それが鍵だったと思う。
(マリク・ビーズリーに)話したのだけれど、僕は最初の2回はラックを持ち出して練習していた。
あらゆる準備をして臨んだが、勝てなかったんだ。
昨季は練習せずに本番に臨んだ。
一度も練習しなかったし、ラックを持ち出してシュートを撃つこともなかった。
何も準備しなかった。
ただ参戦し、優勝した。
だから、彼(ビーズリー)にこう伝えたんだ。
「君は頑張り過ぎだ。あらゆる練習をしている。ただ出場し、シュートを撃つだけでいいんだ」とね。
それが最善だと思う。
なぜなら、練習すると常に3ポイントコンテストのことを考えてしまうからね。
リラードが優勝した一方で、ビーズリーは20ポイントにとどまり、ファーストラウンドで敗退した。
もしビーズリーが来季も出場するなら、リラードのアドバイスに従うに違いない。
なお、リラードは3ポイントコンテスト三連覇を目指し、来季も出場する意思があることを明かした。
なお、3ポイントコンテストを2度以上制したのは、ラリー・バード、クレイグ・ホッジス、マーク・プライス、ジェフ・ホーナセック、ペジャ・ストヤコビッチ、ジェイソン・カポノ、リラードのみとなっている。
NBAオールスター3ポイントコンテストの歴代チャンピオンは以下の通りとなっている。
年 | 選手 | 所属 |
---|---|---|
1986 | ラリー・バード | BOS |
1987 | ラリー・バード | BOS |
1988 | ラリー・バード | BOS |
1989 | デール・エリス | SEA |
1990 | クレイグ・ホッジス | CHI |
1991 | クレイグ・ホッジス | CHI |
1992 | クレイグ・ホッジス | CHI |
1993 | マーク・プライス | CLE |
1994 | マーク・プライス | CLE |
1995 | グレン・ライス | MIA |
1996 | ティム・レグラー | WSB |
1997 | スティーブ・カー | CHI |
1998 | ジェフ・ホーナセック | UTA |
1999 | ロックアウトで中止 | – |
2000 | ジェフ・ホーナセック | UTA |
2001 | レイ・アレン | MIL |
2002 | ペジャ・ストヤコビッチ | SAC |
2003 | ペジャ・ストヤコビッチ | SAC |
2004 | ボション・レナード | DEN |
2005 | クエンティン・リチャードソン | PHX |
2006 | ダーク・ノビツキー | DAL |
2007 | ジェイソン・カポノ | MIA |
2008 | ジェイソン・カポノ | TOR |
2009 | デカン・クック | MIA |
2010 | ポール・ピアース | BOS |
2011 | ジェイムス・ジョーンズ | MIA |
2012 | ケビン・ラブ | MIN |
2013 | カイリー・アービング | CLE |
2014 | マルコ・ベリネリ | SAS |
2015 | ステフィン・カリー | GSW |
2016 | クレイ・トンプソン | GSW |
2017 | エリック・ゴードン | HOU |
2018 | デビン・ブッカー | PHX |
2019 | ジョー・ハリス | BKN |
2020 | バディ・ヒールド | SAC |
2021 | ステフィン・カリー | GSW |
2022 | カール・アンソニー・タウンズ | MIN |
2023 | デイミアン・リラード | POR |
2024 | デイミアン・リラード | MIL |