スティーブ・カーHCがNBAのリプレイルールに苦言「ブザービーターの時だけにすべき」
現地16日に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズ対ロサンゼルス・レイカーズ戦の最終盤で、いくつかの判定が覆った。
ひとつ目は、NBAオールスターのレブロン・ジェイムスがコーナーから決めた3ポイントショットだ。
ジェイムスはステフィン・カリーの上からタフな3ポイントジャンパーを決め、点差を4に縮めたものの、試合が止まった時にリプレイされ、ジェイムスの足がサイドラインを踏んでいたためノーカウントとなった。
ふたつ目は、ドレイモンド・グリーンがオースティン・リーブスにボールを当ててアウト・オブ・バウンズとなり、ウォリアーズのポゼッションとなったプレイだ。
リプレイの結果、グリーンが先にサイドラインを踏んでいたとし、レイカーズのポゼッションに変更された。
また、この時にショットクロックが故障し、試合が約16分間中断されるというアクシデントが発生してしまった。
ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCによると、NBAはリプレイのルールを変更し、試合の流れをもっと重要視すべきだという。
カーHCはレイカーズに勝利した後、リプレイのルールについて次のようにコメント。clutchpoints.comが伝えている。
僕はリプレイが好きではない。
リプレイはブーザービーターとか、そういった時にのみ適用すべきだと思う。
リプレイの最大の目的はすべてを正確に行うことにある。
だが、毎晩各エンドで主観的なプレイが100回ある。
さまざまな主観的なことが起こる。
すべてを正確に行うことは絶対にできない。
僕は試合の流れのほうがはるかに重要だと思っている。
NBAは今季からコーチズチャレンジのルールを変更し、よりコールが正確になされるように配慮した。
だが、カーHCが指摘したように、リプレイやコーチズチャレンジによってゲームの流れが失われてしまうことも少なくない。
NBAがリプレイルールを変更する可能性は低いだろうが、ゲームの流れを重視する施策も必要なのかもしれない。
なお、ジェイムスは試合後、3ポイントがノーカウントになった判定について質問されると、次のように答えた。
今回コールされるまで、あのようなことは一度も見たことがなかった。
特にあのような状況ではね。
少し奇妙だった。