ユドニス・ハスレムがレイカーズの新ヘッドコーチにJJ・レディックを推さない理由とは?
新ヘッドコーチを探しているロサンゼルス・レイカーズは、ニューオーリンズ・ペリカンズのアシスタントコーチを務めるジェイムス・ボレゴ、元NBA選手で現在ESPNで働いているJJ・レディック、ボストン・セルティックスのアシスタントコーチを務めるサム・キャセールを最有力として見ているとされている。
中でもレディックが最有力視されているが、NBAでコーチングの経験がないレディックの起用に疑問を唱える者も少なくない。
マイアミ・ヒートのレジェンド、ユドニス・ハスレムもそのひとりだ。
ハスレムはレディックをレイカーズのヘッドコーチに推さない理由について、次のように説明したという。clutchpoints.comが伝えている。
先に言わせてくれ。
もしJJがヘッドコーチになれば、ロッカールームはおかしな雰囲気になるだろうね。
「コーチは試合後にレブロン(・ジェイムス)とポッドキャストをやるのか?」という選手も出てくるだろう。
JJが何を言ったとしても、ロッカールームの全員が疑いの目を向けるんじゃないかな。
なぜなら、「これはJJのメッセージなのか?それともレブロンのメッセージなのか?」と疑問を持つだろうからね。
ハスレムが指摘したように、もしレディックがレイカーズのヘッドコーチに就任し、ジェイムスとのポッドキャストを続けるなら、ヘッドコーチの威厳は損なわれてしまうだろう。
また、ハスレムはレイカーズの次期ヘッドコーチ候補のひとりとされるヒートのクリス・クインACについては、次のように語った。
クリス・クインが僕のお気に入りだから言うわけではないよ。
クリス・クインはレブロン・ジェイムスがマイアミにいた時にコーチをしていたから、レブロンと親交がある。
レブロンは彼をリスペクトしている。
彼が有力候補か否かは誰にも分からない。
すでに誰かが内定しているのに名前が挙がることもあるからね。
だが、クリス・クインにとっては絶好のチャンスだと思う。
マイアミ・ヒートの文化を持ち込むだけでなく、レイカーズがやっていることとレブロンが好むことを取り入れることができるだろう。
ハスレムによると、クインACがレイカーズのヘッドコーチに就任すれば、少なくともレイカーズの選手たちから疑いの目を向けられることはないという。
レイカーズは多くの候補者と面談し、ジェイムスとアンソニー・デイビスの意見も汲み取りながら新ヘッドコーチを決めるとされている。
レディックの手腕は未知数だが、果たしてレイカーズは誰に指揮を託すのだろうか?