ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは19歳という若さでNBA入りし、リーグを代表するスーパースターのひとりに成長した。

同じ19歳でNBA入りし、ヒューストン・ロケッツでキャリア2年目を終えたばかりのジャバリ・スミスJrは、テイタムのようなキャリアを送りたいと考えているのかもしれない。

2022年のNBAドラフト3位選手であるスミスJrはNBAファイナルのメディアデーに登場し、テイタムに「高い期待にまだ応えることができていない。その状況で3年目を迎える選手に何か言葉はある？」と質問したところ、テイタムは次のようなアドバイスを送ったという。fadeawayworld.netが伝えている。

僕も君と同じような状況にいたことがある。

君と同じ21歳の人々はおそらくまだ学校に通っていて、人生において目指すべき方向を考えているところだろう。

僕たちは若くしてリーグに入った。

皆は僕たちにすぐに完璧になるように求める。

それも成長の一部に過ぎない。

君はまだ成長中だ。

僕もまだ成長中だ。

プロセスだよね？

一晩で達成できることなどない。

厳しい時間や浮き沈みの中で価値を見つけることができるんじゃないかな。

まるで僕が年寄りのようだね（笑）

ただ、キャリアという観点で言えば、楽しんでほしい。

素晴らしい時があれば、あまり良くない時もあるだろう。

腹を立てても問題ない。

なぜなら、それは君が真剣に取り組んでいる証拠だからね。

素晴らしい選手になりたいと思っている証拠だ。

人々は「君にはできない」と信じている。

だが、彼らはプロセスを急がせるだろう。

君も分かっていると思うが、ハードに働き、信念を貫き、適切なサポートシステムがあれば、すべてうまくいく。

君はそれをやっている。

そうすれば君の仲間たちやコーチたちが支えてくれ、自然とうまくいくようになるだろう。

2017年のNBAドラフト3位でセルティックスに入団したテイタムはNBAオールスターに5度選出されるなど、スーパースターへの道を着実に進んできた。

そのテイタムのアドバイスはスミスJrにとって大きな意味を持つに違いない。

なお、スミスJrの昨季と今季のスタッツは以下の通りとなっている。

–	2022-23	2023-24
G	79	76
MP	31.0	31.9
PTS	12.8	13.7
TRB	7.2	8.1
AST	1.3	1.6
STL	0.5	0.7
BLK	0.9	0.8
TO	1.3	1.2
FG％	40.8％	45.4％
3P％	30.7％	36.3％
FT％	78.6％	81.1％