デレック・フィッシャー「今のプロスポーツは競技性よりエンターテインメント重視」
NBAは世界最高峰のバスケットボールリーグだ。
だが、ヨーロッパのバスケットボールと比較すると個人スキルが重視されがちであり、「ヨーロッパのバスケットボールのほうがフィジカルで、スコアリングが難しい」とする選手も少なくない。
そんな中、元NBA選手のデレック・フィッシャーが今と昔のNBAを比較した模様。
フィッシャーによると、今のNBAは以前と比べるとエンターテインメント性をより重視しているという。フィッシャーのコメントをfadeawayworld.netが伝えている。
今のNBAを見た時、君たちが覚えているかは分からないが、WWEがWWFだった頃と比較することがある。
WWEがWWF、ワールド・レスリング・フェデレーションだった時代があった。
その後、ワールド・レスリング・エンターテインメントに変わった。
正しいとか間違っているとかの話ではない。
なぜなら、見方によってはWWEのほうが影響力があると主張することができるからね。
NBAだけでなくNFLもそうであり、すべてのプロスポーツにおいて言えることだが、昔プレイしていた選手やコーチたちと話をすると、彼らは「今のゲームとは違う」と言う。
それが悪いと言っているわけではないよ。
ただ、昔と比べると、今のゲームは競技性よりエンターテインメント性を重視して設計されていると思うんだ。
前の時代はグラディエーターのようなバトル、戦争のように設計されていた。
今の選手たちがタフではないとか、ソフトだとか、そういう意味ではない。
一部でそう言われているのは知っているが、僕が言っているのはそういうことではない。
僕が言いたいのは、今の選手たちが試合に臨み、競い合うやり方が昔とは明らかに違うということだ。
近年のNBAではスペーシングと3ポイントシュートが重視されており、ゲームのテンポも上がっている。
この流れは今後も続くと見られているが、NBAはエンターテインメントとコンペティティブを両立する方法を模索し続けるだろう。