シーズン中のトレードでジミー・バトラーを獲得したゴールデンステイトは、シーズン後半にNBAタイトル奪還の可能性を感じさせるパフォーマンスを見せた。

だが、NBAプレイオフ・ファーストラウンドで第2シードのヒューストン・ロケッツに競り勝ったものの、カンファレンスセミファイナルでミネソタ・ティンバーウルブズに完敗。

その大きな要因は、NBAオールスターポイントガードのステフィン・カリーがハムストリングの怪我により離脱してしまったことだろう。

ウォリアーズを指揮するスティーブ・カーHCは、特にベテラン選手たちが怪我してしまうのはNBAの過密スケジュールに原因があると感じているようだ。

カーHCは先日、カリーが怪我した理由について次のようにコメントしたという。basketnews.comが伝えている。

ペース＆スペースのスタイルや1日置きという厳しいスケジュールにより耐えられるのは、若い選手と年配の選手どちらだ？

若い選手だ。

最も重要なのは、ペース＆スペースのスタイルと、選手たちがどれだけ長く走るかということだ。

君たちも怪我が増えているのを見たと思う。

今の選手たちはもう十分な休息をとることができていないんだ。

ステフはハムストリングを痛めた。

ヒューストンでの第7戦で46分間プレイし、その48時間後にプレイしたことと関係あると思うかい？

（ウォリアーズのスポーツ医学部門ディレクターのリック・セレブリニは）100％と言った。

もし彼にあと1日か2日あれば・・・

これは証明できることではないが、我々の科学的文献に基づくと、ハムストリングの怪我は回復不足と疲労が影響している。

疑いの余地はない。

カーHCは以前、選手たちの疲労と怪我のリスクを減らすため、レギュラーシーズンの短縮を提言した。

新たなメディア契約を結んだばかりのNBAがレギュラーシーズンを短縮する兆候はないが、もしNBAプレイオフなど重要な舞台でNBAスターたちが相次いで怪我してしまうようであれば、レギュラーシーズン短縮を訴える者は増えるかもしれない。