再び危険信号が灯るニューヨーク・ニックス

一時期は復調したかのように見えたニューヨーク・ニックスだが、ここに来て再び連敗を喫している。
日本時間12月7日の対オーランド・マジック戦では121-83で快勝。
対ブルックリン・ネッツ戦に続き2連勝を飾ったものの、その後の対ボストン・セルティックス戦では73-114、対クリーヴランド・キャバリアーズ戦では94-109で敗れ、2連敗を喫した。
キャブスとの試合後、エースのカーメロ・アンソニーは、「何をすれば良いのかわからない。負けるのは受け入れられないよ。みんなで気分良くプレイしたいんだ。そう感じてるのは俺だけじゃない」とコメント。
さらに、「本番より練習のほうが激しいプレイができてるんだ。互いに高めあってるしね。でもそれじゃいけない。本番でよりハードにプレイしないと」と続けている。
ニックスにとって悪夢となりそうなのが、レイモンド・フェルトンが離脱する可能性があるということだ。
負傷からようやく復帰したフェルトンだが、キャブス戦でハムストリングを再び負傷。
詳細は伝えられていないものの、状態は悪化していると伝えられた。
ただ、光明もある。
NBA屈指のブロックショットプレイヤーとして知られるタイソン・チャンドラーが練習に復帰した。
現在のニックスに欠けているピースはインサイドだ。
チャンドラー離脱時はアンドレア・バルニャーニがセンターをこなしているものの、チャンドラーと比べるとディフェンスに不安が残る。
また、ケニオン・マーティンも負傷離脱したため、深刻なビッグマン不足に陥っているといえるだろう。
もちろん、チャンドラーが復帰したからといって、必ず勝ち星が増えるとは限らない。
それでも現状を打開するには良いきっかけとなるはずだ。