ロサンゼルス・クリッパーズはここ最近、元NBAオールスターガードのジェイムス・ハーデン獲得を狙うと噂されている。

だが、「無理に」ハーデンを獲得することはないのかもしれない。

larrybrownsports.comによると、クリッパーズが用意したトレードパッケージにシクサーズが応じない場合、クリッパーズはそれ以上資産を追加せず、状況を静観する見込みだという。

クリッパーズがシクサーズに対して出すと見られるトレードパッケージは、NBAドラフト1巡目指名権、スワップ権、今季限りで契約満了となる選手だ。

一方、シクサーズはノーマン・パウエルもしくはテレンス・マンをトレードパッケージに含めるように要求しているとされるが、クリッパーズはそれに応じないと見られている。

ハーデンの今季の年俸は3560万ドルであるため、おそらくクリッパーズは1710万ドルのマーカス・モリス、1171万ドルのニコラス・バトゥーム、1169万ドルのロバート・コビントン、500万ドルのメイソン・プラムリーをトレード要員としたいところだろう。

ハーデンに関心を持っているとされるNBAチームは、現時点ではクリッパーズのみ。

そのため、もしこのオフシーズン中にハーデンをトレードで獲得できなかったとしても、ハーデンが完全FAになる来年夏に見返りなしで獲得できる可能性がある。

シクサーズのダリル・モレーはクリッパーズのトレードオファーを受け入れず、より良い見返りを待っているというが、シクサーズ側が多くのNBAスターがトレード可能になる現地12月15日、もしくは1月15日まで待つ可能性は十分あると言えそうだ。