アンドレイ・ブラッチはフィリピンへ帰化し、FIBAバスケットボール・ワールドカップにフィリピン代表のメンバーとして出場した。

残念ながらグループリーグを突破することはできなかったが、ブラッチはワールドカップで平均21.1得点、13.8リバウンドを記録。

NBAでプレイする選手として貫禄を見せたといっても良いだろう。

そして、次の世界大会の舞台では、フィリピン代表に現ポートランド・トレイルブレイザーズのセンター、ロビン・ロペスが加わることになるかもしれない。

フィリピンを訪問していたロペスは、次のように話している。

「もしアンドレイ・ブラッチがうまくプレイできないなら、俺はここ（フィリピン代表）にいると思う」

「彼はハートを出してチームのためにプレイし続けてたし、チームにもフィットしてたと思うから。ドレイ（ブラッチ）が責任を感じる必要はないよ」

「国を代表してプレイしたい。フィリピンの人たちはバスケットボールに情熱を持ってるんだ」

キューバ人の父を持ち、アメリカ人の母を持つロペスが本音でそう語ったかどうかはわからないが、もしロペスがフィリピンに帰化することになれば、フィリピン代表は世界で戦えるだけのチームとなるだろう。