2シーズン前、ゴールデンステイト・ウォリアーズは半袖ユニフォームを披露した。

そして昨季、NBAは全チームに半袖ユニフォームを導入。

NBAは収益を改善するため、各チームにスポンサー企業名を入れることを検討しているが、半袖ユニフォームにすることで広告スペースが広がると踏んでいる。

一方で、各チームのユニフォーム販売は重要な収益源のひとつ。

ユニフォームが売れなければ、NBAの収益は減少してしまう。

半袖ユニフォームを導入することにより、ユニフォームの販売増かつ収益増を見込んでいたNBAだが、どうやら半袖ユニフォームの売れ行きは芳しくないようだ。

先日開催されたNYUスポーツ・ビジネスクラスのパネルディスカッションで、ある大手チェーンのバイヤーは「NBAの半袖ユニフォームはあまり売れてない」と意見。

これに対し、NBA側は「あなたは一つの会社のことだけを言っているのであり、他の販売店は成功しているかもしれない」と回答したという。

この発言から、2014-15シーズンも半袖ユニフォームを取り入れる可能性は高いと予想できる。

だが、わずか1シーズンとは言え、ほとんど失敗に終わっている半袖ユニフォームを継続するのはいかがなものか？

レブロン・ジェイムスやケビン・ラブらスター選手が移籍したことにより、一時的には半袖ユニフォームの売上も増加するかもしれない。

しかし、今後半袖ユニフォームがファンに浸透する可能性はほとんどないと言っても過言ではないだろう。

アダム・シルバーNBAコミッショナーには英断が求められるところだ。